2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

・道新カルチャーplus 沼山良明の「されど音楽」vol.13(最終回)

昨年夏、初めて開催された札幌国際芸術祭の特別プログラムとして、「フェスティバルFUKUSHIMA! 北3条広場で盆踊り」が8月10日に開かれ、4千人の来場者で盛り上がった。 福島発のこの盆踊りは、あのNHK朝ドラ「あまちゃん」の音楽を手がけた大友良英が、…

・道新カルチャーplus 沼山良明の「されど音楽」vol.12 日本のジャズが急速に進化した1970年頃から、北海道でも各地でジャズコンサートが開かれるようになった。主催するのは熱心なジャズファンたちで、「ネムロ・ホット・ジャズクラブ」に代表されるように…

・道新カルチャーplus 沼山良明の「されど音楽」vol.11

僕の音楽観に多大な影響を与えてくれた評論家といえば、このコラム1回目でご紹介した故副島輝人さんだが、もう一人忘れてならないのが「ジャズ・アヴァンギャルド」など多くの著書を残された清水俊彦先生だ。先生は60年代から80年代にかけて、フリージャズ…

・道新カルチャーplus 沼山良明の「されど音楽」vol.10

NMAライブの活動を支えているのはお客さま、集客にはあらゆる手段を駆使している。最近ではメールやネットが主流だが、昔はライブ会場の受付で、半券などの住所氏名欄を強引にお願いして記入してもらい、次回の案内を郵送していた。 92年「大友良英GRO…

・道新カルチャーplus 沼山良明の「されど音楽」vol.9

ライブのチラシを配りに深夜のススキノを回っていたとき、ジャズバー・ジェリコで一人物憂げに呑んでいる青年が気になったのは85年の冬。彼こそが後に海外でも活躍する即興演奏家となったピアニスト宝示戸(ほうじと)亮二だった。「大学を卒業し就職したが…