・大友良英、小樽初ライブ

NMA2006-09-08


きょう(8日)は小樽文学館で「大友良英10番勝負」。
昨日のくうでは主催者の立場上入り口近くで聴いていたのでギターアンプからはほぼ真横だったが、今日は真っ正面だったので音の芯、輪郭がはっきり聴くことができインパクトは強烈、すっご〜〜〜っく快感だった!!

テーブルの上に横たわった2本のギターと2台のアンプ(ツインリバーブ)によるフィードバック奏法、弦には全く手を触れず、フットペダルを微妙にコントロールするだけで生まれる最弱音から最爆音は、音の干渉による波動の揺らぎが重なり合い繊細に変化したり、いくつもの共鳴音が集束して一体となり頑強な音の柱となって天空へと昇りつめる。一転して彼自身の映画音楽を中心としたアコギの演奏は会場のピアノや足踏みオルガンも使ったりしながら、会場の響きが良かったこともあって終始惹きこまれてしまった。ギターの未知の可能性を体感しながら連日『大友良英10番勝負』の魅力を存分に楽しませてもらった。

小樽でNMAの企画でライブを開いてもらったのは、今はない万象館での伝説的な狂喜の「イースタシア・オーケストラ」以来十数年ぶりとなった今年5月の「ドラびでお」から。前回今回ともお客さんは少ないが、熱心なお客さんと小樽文学館の前向きさが今後に期待を抱かせてくれたことは大変嬉しかった。

大友氏とライブに来てくれた皆さん、釧路ジス・イズの小林さん、くうの山本さん、小樽文学館の玉川さん、フォークギターをお借りした「角煮」のゆみ嬢、関わってくれた全ての皆さんに心から感謝します。ありがとうございました!!

ライブの後は、2年前の「謎音百景」、今年5月の「ドラびでお」とお決まりコースになった寿司の「中善」でお好みのにぎりを堪能!!ツアーを終えた今夜だけは大友氏も久しぶりに我が家に泊まり一緒にくつろぐ・・・。