・ジャズフェス


岩見沢キタオン・ジャズフェスも今年が7回目。
僕もピアノの調律として関わり毎回その様子を見せてもらってきた。
すばらしいロケーションを生かした野外ステージと客席に、初回はたしか2千人くらいの集客があったように記憶しているが、年々減少しここ数年は千人を切って今年はさらに減少。

2、3年サイクルで目玉のミュージシャンを回す内容に飽きてきているのか?それともジャズファンとミュージシャンが平行して高齢化していることや、ジャズ人口の減少(ジャズCDファンは別かも知れないが)なのか???
特に今回は若者が少なかったように感じた。

一方で、我々が注目している日本のグループ、ミュージシャン(海外のグループも同様)が次々と海外、特にヨーロッパのフェスティバルなどで活躍している情報は、一般のファンにはほとんど届いていないという現実もある。

単純にファンのニーズに迎合するのは賛成しかねるが「キタオンに行くと何かがある」と思えるような企画で、人口構成の多い熟年ファン層も大切にしつつさらに若いファンを惹きつけるることはできないものなのだろうか?
音楽に限らずどんなシーンでも若い世代が興味を持って参加しなければ将来の展望は拓けないと思う。同時にジャズフェスの規模や形態も野外に限らず様々な形態を検討する時期でもあるのではないだろうか。

北海道には現在5つのジャズフェスがあるが、札幌市が資金力で「正装してジャズを聴こう」とやっているフェスをのぞけば悩みは何処も同じようです。
8月にM市で開催するジャズフェスのスタッフが会場でTシャツを販売して宣伝にがんばっていたが「来年がファイナルです」と言っていた。

来年はどうなるんでしょう?