・こんな3連休もあるんです・・・

「海の日」の3連休みなさんいかが過ごしましたか?僕は毎日6時起きで7時過ぎに出かけた3日間でした〜・・・。
16、17日は岩見沢野外音楽堂キタオン、18日は開催中のPMFの調律で芸術の森へ・・・午後は今夜の生ラジオの準備をすませて夜10時スタジオへ・・・。

キタオンのジャズフェスでは土曜のリハーサル、日曜の本番のため早朝からピアノの調律調整。なにしろ静かでなければ調律はできないので、PAサウンドチェック前にすませる。出演グループの転換の合間にもチェックするのが仕事で2日間立ち会う。全国でも指折りの野外ステージといわれるキタオンは、2000人収容のアリーナ席と後方はスロープ状になった芝生席。30度の真夏日になった日差しを浴び、ビールを呑みながら芝生席では寝ころんでジャズ(?)を聴く人たち・・・。ケイ赤城オールスターズ(5人編成)で、ケイ赤城の骨太のピアノ(唯一調律を狂わせてくれた!)、峰厚介(ts)の円熟したソロ、本田珠也の頭脳的でエキサイティングなドラムソロが唯一印象に残ったが・・・。日本のジャズフェスといえば毎年どこでも同じような顔ぶれが巡回しているようで個性に乏しいといつも疑問に思う。アーティストや内容によっては、野外向き、屋内向きの違いはあるけど、ヨーロッパのフェスのように、野外だったり屋内だったりと、そこでしか見れないような個性的なフェスはできないのかなぁ・・・。

前日15日にくうでやった「宝示戸亮二ソロピアノ」(写真) は結構充実していたと思う。内面の動きを託して全神経を集中したピアノの一音一音と、独創的なインサイド奏法が生み出すノイジーな音が絡み合って、ソロとは思えないスペース感、スリリングで感動的で時には笑みも誘うスケールの大きさで聴き手を感動させ包み込む音楽は、確実に進化し続けていた。
お客さんはやや少ないけれど、いつものように誰一人として途中で帰る人がいなかったのがその証しだと思うし、主催者として大変嬉しく思いました。ありがとうございました!

でも、やはり最近の日本のファンの嗜好が、軽く聞き流せる音楽に偏重しているのが現実なのでしょう。巨大な宣伝力を持つCD産業がそのような音作りに力を入れている相乗効果もあってやむを得ないというか当然と思いますが・・・。みなさんはどう感じていますか?

23、24日はフレイレフ・ジャンボリー北海道初のツアーです!ぜひ見てください!お待ちしてま〜す!
詳細は http://homepage2.nifty.com/nma/

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