「FRATENN」ライブとNHK「証言記録ー兵士たちの戦争」

きょうは161倉庫で若者に混じってFRATENNのライブを見てきた。
昨年末の初来道ライブでは、一楽くん(ds)が際立っていたように感じたが、今日のライブでは小島くん(g)の成長ぶりがFRATENNのテンションをさらに高めていて嬉しくなった。

ところで、先ほど0:10からNHK総合TVで、ドキュメンタリー「証言記録ー兵士たちの戦争」が放映されていた。これまで数回見ているが、今や風化しつつある(断じて風化してはならないのだが)貴重な証言映像で興味深いのでまだ見ていない方はぜひ!

日本が終戦以来「戦争放棄」を宣言し、世界に訴え続けてきた所以がこの番組に凝縮されていると思う。しかし紛争の絶えない世界の情勢はなかなかそうならないのは残念であり、今国会の「テロ特措法給油問題」「集団的自衛権の行使」論争を見ても、そのことがどこかに置き去りにされている危惧を感じ得ない。

このような番組が世界で放映されることなどによって、「戦争」「テロとの戦い」とか「聖戦」などという勝手な大義名分によって、人の命を奪う争い悲惨さ憎しみの連鎖などの愚かさを、世界の全ての人々に知らしめることこそが世界で唯一の被爆国として敗戦を体験した日本の歩むべき道であり、その視点でこそ日本はいま何をすべきかが問われており議論しなければならないと思う。