・昨夜思わぬ展開に・・・

NMA2007-10-14


きのう(土)午後くうの調律をしている最中に、北見から移動してきた辛島文雄ニュートリオの面々が到着した。辛島さん、マネージャーのSさんとほぼ一年ぶりの対面の握手。

仕事を終えて帰宅し都合でライブには行かずビールを飲んでいると、くうから電話。リハでは気にならなかったがファーストセットが終わったところで、辛島さんがピアノに気になるところがあるので見に来てほしいというのだ。クルマを運転するわけにはいかないのでタクシーを呼んでくうへ行く。対処を終えてセカンドセットが始まり、久しぶりの辛島さんの円熟した演奏をビールを飲み直ししながら聴く。

打ち上げではH大ジャズ研のピアノ青年やドラムスの竹村一哲(16才?)くんらとセッション。かつてはエルヴィン・ジョーンズのメンバーでもあった豊富なキャリアから、いつもの辛口でユーモラスで優しさをこめた的確なアドヴァイスで笑いをさそい盛り上がる。

辛島さんは1977年にリリースした2枚の初リーダーLPを聴いた当時から好きだったので、1982年、ピットインミュージックから北海道初ツアーのプランを聞いたとき数カ所のブッキングをお手伝いして以来、NMAライブでも80〜90年代にかけて数回企画した。またSさんとは僕が岩見沢で活動していたころ板橋文夫のマネージャーなどで来道していたから永〜い付き合いで30年以上になる。

このところ出不精になっている僕にとって、このお二人と一緒に飲むのは久しぶりだったので楽しさも格別だった。今夜の思わぬ展開に別れ際に辛島さんと抱き合っていると、昨今ジャズシーンの本流(?)とはやや疎遠気味な自分だが「縁はつながっているものだなあ」と感慨深かった。

★写真「LANDSCAPE/辛島文雄トリオ featuring George Mraz Motohiko Hino 」(WHYNOT/トリオレコード 1977年録音)

★10/13(土)辛島文雄 New Trio @くう
 辛島文雄(pf)  川村 竜(b)  小松伸之(ds)