・函館のジャズ喫茶「バップ」が・・・

NMA2008-04-14


今月5日、函館のBOPが上層階の火災で、地下1階である店内が消火作業の放水で浸水したというニュースを前衛血球さんから聞いた。パラゴンやオーディオ機器、レコードはほぼ無事で運び出したそうです。
元常連で現在愛媛在住のSさんがブログを立ち上げて状況を伝えている。
http://yaplog.jp/bop/

マスターの松浦さんと電話で話したが「出先から戻ると消火作業中で立ち入りが規制されてただ眺めているだけだった。」と無念だった様子を語っていた。あと1年半で40年になるところだったそうです。
松浦さんは1970年代から数回メールス・ニュージャズ祭に、当時珍しかったVHSのビデオカメラ(カメラとバッテリーが別々で重い!)を担いでに出かけ、貴重な映像をたくさん撮ってきた。僕も89年に行ったときは現地で一緒だった。また、奥さんの康子さんにも「メールスを家内にも見せたいから、数年ごとに交互に行くことにした。」という優しい人柄。

「BOP」をやってきたほぼ40年間、クリスチャン・マークレイやレオ・スミス、ペーター・コヴァルト、富樫雅彦などのコンサートを主催し、僕たちも何度かクルマを飛ばして日帰りしたこともある。ジャズシーンに与えた影響や松浦さん自身が得たものは何よりも大きく貴重だと思う。

(写真は24年前のバップと松浦さん)