・5月20日何かが・・・
"Breath Passage 2008"
〜 変わらないもの、それは変わろうとする意志 〜
姜 泰煥 (カンテーファン / サックス)
高橋悠治 (ピアノ)
さがゆき (ヴォーカル&ヴォイス)
超絶的なマルチフォニックと循環呼吸奏法の先駆的至宝として、
アジアを代表するサックス奏者・姜泰煥(カン・テファン=韓国)。
日本屈指の現代音楽の作曲家・ピアニストでありながら、
時には即興音楽シーンも往き来する鬼才・高橋悠治。
言葉を伴う「うた」を歌う歌手であると同時に、言葉を伴わない「声」を楽器とした、フリーキーで幻想的な完全即興を歌う稀有な存在・さがゆき。
クラシック、ジャズ、現代音楽など様々な背景を抱えた三者の共演は、
新たな音楽との出会いの瞬間を予感!!
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昨年秋、Bigtory の大木雄高さんから電話をいただいた。
下北沢にある老舗のジャズバー「LADY JANE」のオーナーでもある大木さんが、「最近特に姜さんと悠治さんがいいので二人を軸にしてツアーを企画したいんですが、北海道もさがゆきさんとのトリオでやりませんか?」と。
さがゆきさんは昨年7月「ココペリ」で来札していただいたが、カンさんも悠治さんもNMAライブは久しぶりなので、二人がいかに時空を超えた凄いアーティストであるかを、当時を知らない若い人たちにもぜひナマで体感してほしかった。
私自身も、昨年7月に悠治さんとさがゆきさんが共演し、悠治さん作曲の組曲「ぼくは12歳」を初めて歌ったことや、カンさんが次世代のパク・ジェ・チュンやミ・ヨンらとも共演するなどますます注目度アップしている様子など、3人について様々な情報を得て動向が気になっていたので即OKした。
さっそく釧路、旭川にも照会したところ、
釧路の小林東さんは「東京で悠治さんを観てきたばかりですごかったですよ!やります!!」と即答。しかも4日後にチンさんのライブが決まっているキビシイ状況にもかかわらずだ。昨年8月さがゆきさんの「KOKOPELLI」ライブを企画した旭川の白石さんも即答で、アッという間に3公演が決まりました。(全国13公演で各地で出演者が異なる)
NMAが信頼するネットワークがあればこそ実現する(自画自賛あせあせ(飛び散る汗))ぜひお薦めしたいライブです。
この後は9月末の「おおたか静流+山口とも」まで活動はお休みするので、
今年前半最後となるこのライブにも気合い入ってます!!
が、正直言って集客はキビシそうたらーっ(汗) ぜひご来場を待っています!!
<今回も無断転載 "大歓迎" です!!>
5月20日(火)札幌・ヤマハ ave.ホール(中央区南10西1 ヤマハセンター2F)
開場 18:30/開演 19:00
前売券 4,000円/当日 4,500円
問い合わせ・予約/NMA TEL 011-742-3458
nma-1983@mbr.nifty.com
※19日からは不在なので携帯 090-1302-9525、nma_83@d.vodafone.ne.jp まで
5月19日(月)釧路/ジス・イズ
問い合わせ・予約/ジス・イズ TEL 0154-22-2519
5月20日(火)札幌/ヤマハアベニューホール
5月21日(水)旭川/アーリータイムズ
問い合わせ・予約/ケロスタッフ TEL 0166-22-0032
※釧路、旭川にも同行するのでよろしく!!
※詳細はNMAのサイト http://homepage2.nifty.com/nma/info/Breath%20Passage.html
※企画・Bigtory http://www21.ocn.ne.jp/~bigtory/index.html
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Profile
●高橋悠治(作曲、ピアノ)
1938年東京生まれ。学生時代には柴田南雄、小倉朗に作曲を学び、天賦の才を見せる。
1963年より66年にはヨーロッパでヤニス・クセナキスに協力。
1978年には「水牛楽団」を組織してアジアの抵抗歌を演奏。
1983年よりピアノとコンピュータによる即興演奏を試みる。
1990年以降には、日本の伝統楽器と声のための作曲に重点を移し、今日に至る。
2006年にはニューヨークの現代芸術財団「FOCA」から助成金を授与されている。
2005/2006年にリリースしたCD「ATAK006、007/高橋悠治」が話題になっている。
日本を代表する屈指の現代作曲家・演奏家。
<著書>
『高橋悠治/コレクション1970年代』(平凡社)
『音の静寂、静寂の音』(平凡社)
『(絵本)けろけろころろ』(富山妙子との共作・CD付絵本・福音舘)など
●姜泰煥(サックス)
1944年生まれ。サックス奏法におけるマルチフォニックと循環呼吸奏法の先駆的至宝。
1968年には20代にして韓国最年少のビックバンドリーダーとなる。
1978年、金大煥(percussion)、崔善倍 (tp)と韓国初のフリージャズグループを結成。
このトリオでサムルノリ、ソウル交響楽団等と共演。
1983年、近藤等則が企画した「Tokyo Meeting 1983」で初来日。
1988年にトリオ解散後も度々来日し、山下洋輔、佐藤允彦、高田みどり、富樫雅彦、大友良英や、
エバン・パーカー、ジョン・ゾーンなどとも共演。
札幌には、
1987年「姜泰煥トリオ」「梅津和時サキソフォンカルテット」
1989年「姜泰煥ソロ」
1990年「姜泰煥+佐藤允彦+高田みどり」
1993年「姜泰煥+guest=宝示戸亮二、副島輝人」
1994年「HIPER SAX DUO」(ネッド・ローゼンバーグ+姜泰煥+guest=宝示戸亮二)
http://www.geocities.jp/go4block/KTH.html
●さがゆき(ボーカル)
東京出身。5才にして歌手になることを決意。言葉を伴う「うた」を歌う歌手であると同時に、
言葉の伴わない「声」を楽器としたフリーキーで幻想的な「完全即興」を歌う稀有な存在でもある。
フランス「Jazz in Japan?」、アムステルダム「メシアン記念音楽祭」、インド「Jazzヤトラー音楽祭」、
オランダ「Northnetheland Jazz Festival」、韓国「アートフェスティバル」、等に出演するなど、
海外での活動も多い。
様々な現代のアートにも自在に出入りし、その鋭い触角で自己の能力を増幅しつづけている。
主な共演者は、中村八大、北村英治、富樫雅彦、渋谷 毅、金大煥、姜泰煥、小川俊彦、加藤嵩之、鬼怒無月、フェビアン・レザ・パネ、内橋和久、大友良英、林正樹、白石かずこ、谷川俊太郎、大野一雄、…他多数。
現在自己のユニットは
「Kokopelli」(林正樹)・・・07年8月来札
「Synapse」(加藤崇之)
「Lonicera」(小室等)
「極東奇談」(姜泰煥) 等
'04年『SYNAPSE』、及び『Day dream』、
'05年『It's so peaceful』、中村八大曲集・さがゆき+大友良英『See you in a dream』、
'06年「Kokopelli」1st『Spirit of the forest』、『蘭楽』、『LIVE at AIREGIN』(Ayler Record@スエーデン)、
と、続けてアルバムをリリース。