・6/17 (水) は AGRA DHARMA ライブです


一日一日がこんなに速く感じるのはトシのせいですかねェ〜???

KIKI BAND 北海道ツアーが終わって紋別出張があって・・・
そんな日々が過ぎて次のライブまで一週間を切ってしまいました。
あすは「第2回 JAZZ ART せんがわ(6/12〜14)」の前夜祭だそうだ。
AGRA DHARMA のシルヴィー・コルバジェ、モリイクエさんは、
このフェスに出演するため来日し日本ツアーで来道する。
フライヤーで顔ぶれを見ると行けないのが残念・・・
詳細は巻上公一公式サイト
http://www.makigami.com/

来年はライブやらないで見に行くことにしよう〜

というわけで AGRA DHARMA のお知らせDM作業が
ようやく終わって夕方投函しましたが、
完全に出遅れで集客がいつも同様ひじょうに不安・・・
NMA-HP や NMAコミュニティと同様の内容ですが日記にも載せます。
みなさんチケット代の数万倍の価値有りです。
ぜひぜひご来場を!!

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AGRA DHARMA

初来日のピアニスト、シルヴィー・コルバジェに期待!!

巻上公一;voice, theremin
シルヴィー コルバジェ;piano [NY]
モリ イクエ;electronics [NY]

6/17 [水] 札幌 @ヤマハ Ave.101スタジオ 「フィールズ」
ヤマハセンター2F 地下鉄中島公園駅下車 Tel. 011-512-6133)
開場19:00 開演19:30 前売券¥3,500 当日¥4,000
4プラ、大丸、ヤマハ各プレイガイド他にて発売中
主催・問い合わせ・予約 NMA Tel. 011-742-3458 nma-1983@mbr.nifty.com

6/16 [火] 釧路 @ジス・イズ 釧路市栄町8-1 開場19:00 開演19:30

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アグラダルマの意味は、「最高の教え」という意味で、ご存知のように法華経 に使われているものです。
これは私たちが仏教を信じその教えを説くというのではなく、音楽が神秘や癒しを越え、知的な営みと気品のある挑戦であることをアグラダルマの言葉の中に託しています。
スイス出身のシルヴィー・コルバジェの薫りたつピアノとニューヨークを本拠地にするモリイクエの繊細なエレクトロニクス。そこに巻上公一の自由奔放なテルミンと声が加わり、白い蓮の花のような音楽を咲かせます。
アグラダルマの音楽の時空間は、悦びに満ちたリアルワールドです。

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僕がシルヴィー・コルバジェというピアニストを知ったのは昨年夏。ニューヨークから帰省していたののこ(NYでサックス修行中の吉田野乃子さん)が、お薦めのCDをコピーしてくれたのが「Lonelyville /Sylvie Courvoisier」で、大好きなマーク・フェルドマン(vln)やモリイクエさんも共演している。その後ネットなどでCDを数枚入手したり YouTubeで動画を見たりしているとシルヴィーの類い希かつ多彩な才能から目がはなせなくなりました。
それから3ヶ月ほど過ぎた10月下旬、巻上さんからのメールで「先日オーストリア・クレムスのフェスティバルに、巻上、イクエ、シルヴィーのニュートリオ『アグラダルマ』で出演しすごく楽しかったので来年のせんがわフェスに二人を呼んでアグラダルマをやるけど、札幌でもどう?」と打診があった。シルヴィーは僕がここ数年で知ったピアニストでは間違いなくベスト!!あまりにもタイムリーな誘いに即OKした。
巻上さんは2004年6月「謎音百景(巻上、モリ、DJオリーブ)」で現代音楽の巨匠リュック・フェラーリの晩年に貴重な共同作業を共にした DJオリーブを紹介してくれたが、今度は初来日するシルヴィー・コルバジェ。日本では情報も少なく彼女を知る音楽ファンは少ないが、90年代終わりに頭角を現し、ネット上では評価も期待も日々高まっており、ゼッタイお薦めのピアニストです。

「AGRA DHARMA」お見逃しなく!!

NMA 沼山

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ニューヨークの
ののこさんからみなさんへメッセージ
をいただきました。


楽譜もない、打ち合わせもしない、即興演奏の魅力のひとつに、
ミュージシャン同士の、音によるコミュニケーションがあると思います。

どのような音を、どのようなタイミングで、
どれくらいの長さで、どれくらい強調して出すのか。
一人のミュージシャンが持つ“語彙”が多いほど、
バンドとしての演奏には無限の可能性が生まれます。

創造的な即興演奏は、
気の合う友達同士の会話のようにスムーズに、楽しげに進み、
個々の持ち技を繰り出す格闘技の試合のようにエキサイトし、
そして予想外のドラマが展開していきます。

決まりがなく、完全な自由とはいえども、
ただでたらめに自己主張だけしていては音楽にはなりません。
良い即興演奏家は、共演者の発した音に対しての、
俊敏な反射神経と優れたセンスを持っていると思います。

私にこのことを気づかせてくれたのは、
ニューヨークのダウンタウンミュージックシーンと呼ばれる、
即興演奏、前衛・実験音楽コミュニティのミュージシャン達でした。

シルヴィー・コルバジェ、イクエ・モリ両氏は、
このシーンの中心的存在として、
ニューヨークはもちろんのこと、世界各地で演奏を繰り広げています。

コミュニケーションに必要な自分の“言葉”として、
両氏は自分の楽器を変幻自在に操ります。
その、強い意志と情熱を持った、一瞬一瞬変化する演奏に
居合わせた観客は、いつも引き込まれて行くのです。

お二人とは、たまにライヴハウス以外でもお会いして、
お話をさせていただくこともあるのですが、
とても優しく、魅力的で、大人の女性としても私の憧れの存在です。


今回お二人と共演される巻上公一さんは、
来ニューヨークの際にはダウンタウンミュージックシーンの演奏家とよく共演され、
多彩な声とテルミンのパフォーマンスで
現地のミュージシャンやファンを圧倒しています。

音が絡み合い、魔法がかかったような美しさを生み、そして消えて行く。
そんな即興演奏は、その場に立ち会って、体感するのが一番なのです。

ニューヨークに来て、この、創造的な音楽シーン、
そしてシルヴィー、イクエさん、巻上さんのような、
素晴らしいミュージシャンに出会えたことは
私にとって、ものすごい衝撃と幸運でした。
私がこの街で体験している興奮を、みなさんもどうか感じてみてください。

2009年6月8日
吉田野乃子

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profile

巻上公一 (ヴォイス、テルミン)

国際的なヴォーカリストとして知られている。ヒカシューのリーダーとして作詩作曲はもちろん、声の音響やテルミン口琴を使ったソロワークやコラボレーションも精力的に行っている。類いまれな歌のセンス、声の可能性の追求、斬新な切り口の個性と諧謔精神を備え、最近はいくつかのシアターピースにも着手している。
ひとり二重唱とも言われる喉歌ホーメイは、日本でも屈指であり指導者として多くの歌手を育てている。またジョン・ゾーンズ・コブラ東京作戦、JAZZ ARTせんがわの総合プロデューサーなど組織力のあるプロデューサーとしても知られている。


シルヴィー・コルバジェ (ピアノ)

作曲家で、ピアニストでもあるシルヴィー・コルバジェは、スイスのLausanneに生まれ育った。6歳からピアノを始め、1994年に初アルバム"Sauvagerie Courtoise" をUnit Recordsから出す。以来、Enja Records ''Ocre"から ECMの"ABATON”、 彼女率いるクインテットレコード “LONELYVILLE”をIntakt Records、Tzadik からのソロアルバム SIGNS AND EPIGRAMSなど、十数枚のアルバムを発表している。 
また95年以降ヨーロッパを中心に幅広く演奏活動を続け数々の賞を受け、98年ニューヨークに移り、マークフェルドマン、ジョンゾーン,モリイクエ等とプロジェクトを作り 現在ダウンタウンのニューヨークの音楽シーンになくてはならない存在になっている。


モリ イクエ (エレクトロニクス)

モリイクエは、1977年に東京から、ニューヨークに移り、アートリンゼイ等とともに、バンドDNAを結成ドラムを叩き始め ノーウェーブというパンクからニューウェーブへと遂行する間のニューヨーク独特のノイズ+アート+ロックを作る。その後、デジタル楽器を独自に演奏し始め、ヨーロッパ、アジア、アメリカで多数の音楽家と多くのフェスティバルなどで、ライブ演奏を続けながら、自身のアルバム及びコラボレーションで多くのレコーデイングを発表している。映像を使ったエレクトロニクスのソロ演奏の他、メフィスタというトリオ、ジーナパーキンスとの共演ファントムオーチャードの他に、ジョンゾーンやキムゴードンのプロジェクトにも参加している。

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6月12日-14日『JAZZ ART せんがわ』
6月16日 釧路 ジス・イズ
6月17日 札幌 ヤマハ Ave-101 フィールズ
6月18日 渋谷公園通クラシックス『謎音サロン(+内橋和久)』
6月20日 深谷 エッグファーム 
6月21日 京都芸術センター『岩下徹 2days 』
     岩下徹+AGRA DHARMA
6月23日 『湯河原現代音楽フェスティバル』vol.1
     高橋悠治(p)  モリイクエ(electronics)
     シルヴィー・コルバジェ(p) 巻上公一(voice, theremin)
     鈴木理恵子(vln) 高平(p)