・「Sachiko M+大友良英2days」を終えて


26-27日「Sachiko M大友良英2days」@くう、を無事終えて、昨日昼ころ空港に見送って帰宅。昼寝、宵寝、夜寝とたっぷり睡眠をとり、今日から仕事モードにギアチェンジという近況です。(笑)

二日間とも前半は大友良英のハードコアなギターソロとピアノソロも一曲。シンプルな音がフィードバックによる歪みによって微妙に変化しながら、増幅される轟音がうねりとなって繰り返し繰り返し押し寄せる。その異常なハイテンションに只々身をゆだねるしかなすすべはないのだが、それがすこぶる快感でありカッコいい。

後半は「ソロからFilament へ気分を切り替えるのに30分のインターバルがほしい」という大友良英の希望で長めの休憩のあと「Filament」。
二夜の中身はそれぞれ異なるが、Sachiko M の新曲を演奏。徹底的に無駄を省いたSachiko.Mのサイン波は、可聴範囲を超えた15,000hertzあたり?を耳を開いて追いかけると、聞こえていないはずのサイン波が聞こえているかのような錯覚に陥る緊張感と静謐さが心地よい。

ライブの冒頭大友氏が、1984年の出会いから今日まで印象に残っている出来事を振り返ってNMA30周年を祝福してくれたことも目が潤みそうになるほど大変嬉しかった。ほぼ同じ内容が大友氏のTwitterでも書いてくれているのでリツィートした。 https://twitter.com/nmadon

お客さんの入りも二日間とも酸欠にならない程度(笑)の満員で目標の百人をほぼ達成することができ、しかも途中退場は「体調が悪いので残念ですが…」と女性一人のみ。会場は終始高度な緊張感と濃さに満たされ記念すべきライブに相応しい内容と雰囲気だったと思う。
Sachiko Mさん、大友くん、くうの山本さんと松永さん、ご来場いただいた皆さんとご協力いただいた皆さんに心から感謝します。

NMA30周年記念ライブシリーズは、望みどおり大友良英氏によって締めていただいたのだが、最高の演奏、美味しい料理と酒、尽きない楽しい話…。この幸せな数日間に感謝をこめて、来年からも札幌の音楽シーンに刺激を与え続けつつ楽しんでいただける企画でご恩返しをしたいと思っています。ありがとうございました<(_ _)>